バネ指(弾ぱつ指)

 

(1) どんな病気ですか?

   鞘炎によって腱が腱鞘内で滑らかに動かない(滑らない)為に起こり、いかにもバネで作動した様な動きになる事が多いのでバネ指と呼ばれています。 

 40〜50代の中年女性に多く、主婦など手をよく使う生活、仕事をしている人に多くみられます。 男性でも、繰り返し手指を屈伸する人(職業)に発生し易い様です。 とにかく、繰り返し動作が発病の大きな要因となります。

 (2)発生する部位は?

 よく発生する所は、母指、中指に多く、次に環指です。 示指と小指はそれらに比較して少ないと言えます。 MP関節(指の付け根の関節)の手のひら側に発生しますが、バネ様の動きはPIP関節(指の中央の関節)でみられるので、いかにもPIP関節の周りに原因が有ると思われがちですので注意する必要があります。 

(3) どんな症状ですか?

 症状は大きく分けて3つに分類されます。

第一期

  MP関節の手のひら側に痛みや圧痛があり、指の運動時痛もありますが、バネ現象はなく関節の動きもほぼ正常で、日常生活においてあまり支障がありません。 

第二期

  明らかにバネ現象の時期で、指は何とか屈伸が出来ますが、痛みが強く、曲げた指がスムースに伸びないなど、日常生活にも支障をきたします。

第三期

 指の屈伸が全く出来ず、自力では指を動かせない状態で、非常に支障をきたします。

 

(3)治療は?              

 第一期

  指の安静が第一で、バイブラ内での軽い屈伸運動を基本に、MP関節部に温熱療法、レーザー、モビラート・マッサージなどの方法があります。

  しかし、手指の中で、母指はどうしても安静がとれないで使ってしまう為、悪化させてしまう事もあります。

第二期

 第一期の治療に加え、腱鞘内への注射などの方法をとります。

  症状の強い例や経過の長いものに対しては、手術が行われる事もあります。

第三期

 手術以外に方法がありません。 手術後はどんどん指を動かしていくことが必要です。 

  又、手術後も第一期の様な治療方法を行いながら改善していく方法などもとられます。